おとこのすなるにき

コンサドーレ好きな男の日常

コンサブログ始めました。

はじめまして。

アジアの極東の島国の最北の島に拠点を構える、

北海道コンサドーレ札幌の、ほど良く熱狂的なサポーターの、うえじです。

SNSでは文字数の制限もあり、中々感想を書ききれないので、思い切ってコンサについての感想(たまに日本代表)ブログを立ち上げることにしました。

札幌在住の33歳、男性、独身。

札幌ドーム、厚別競技場までは自転車圏内に住んでいます。

小、中、高とバスケットをしていましたが、心は常にサッカーと共にありました。

いちサポーター目線で、思いの丈を、徒然なるままに書き綴っていこうと思います。

よろしくお願いします。

 

 

 

●2017シーズン総括

 とりあえず昨シーズンを振り返ります。もうすでに色んな方があれこれと寸評や分析、感想を書いてますので、戦術的な感想は割愛して、11位という好成績でフィニッシュ出来た僕なりに考える要因を書いていきたいと思います。それはずばり、

 

マインドセット

 

これに尽きるのではないかと思います。

つまり、野々村社長や選手が何度も口にしていたように、サポーターも含めた「オールコンサドーレ」の意識の共有が、今回の成績を生み出したのだと感じます。

全員が「残留」という明確なビジョンを抱いて挑むことが出来たということが、非常に大きな力へと昇華したのだということです。

思い返すこと5年前、コンサドーレが4度目のJ1を戦った2012シーズンは、資金力や戦力が他チームより劣っていることはそれなりに承知しながらも、どこかJ1で戦えるということに浮足立っていたように思います。有名なチームと試合ができる、有名な選手を見られる、そんなチームに勝ったらすごい、コンサから代表選手が出るかもしれない、といった浮ついた雰囲気が開幕前からあったのは確かだと思います。

しかし蓋を開けてみれば、開幕の札幌ドームで対戦したジュビロ磐田には引き分けたものの(これが慢心のもとになったのかも)、その後は第九節のC大阪戦で初勝利を収めるまで7連敗。その後も9連敗を喫し、あれよあれよという間に、史上最速降格の憂き目に遭ったのは周知の通りです。

それに対して2017シーズンは、明確に「残留」を目標に設定し、教化費や選手、クラブの規模からしても、今のコンサドーレにとって残留は相当シビアな目標であるということを意識させた上で、自らの立ち位置を明確にし、何が何でも残留するという目標に向かって、チーム、監督、スポンサー、サポーターが一丸となってシーズンを迎えられたことは大きいと思います。

漠然と降格したくない、ということではなく、残留が自分たちにとっては優勝にも匹敵するほど価値のあるものだと多くのサポーターが認識していたと思います。そういった意味では、2012年が教訓として生かされたシーズンであったと言えるでしょう。

それもあってか、開幕から2連敗を喫したものの、大崩れすることなく、ホームでは無類の強さを見せながら粘り強く勝ち点を積み重ねていきました。

 

オールコンサドーレマインドセット

 

これが16年ぶりのJ1残留を達成した大きな要因になっていることを感じます。

もちろん、その確かなマインドを共有できるのには、戦力、財政の明確な数値化、チャレンジ出来るための基盤作りは欠かすことは出来ず、その意味で、就任5年で収益を10倍以上にした野々村社長は、ここ数年で一番の補強であったと思わざるを得ません。

以上、2017シーズンの感想でした。

 

 

 

●2018シーズン展望

マインドセットという観点からすれば、2018年は危険なシーズンにもなりかねません。昨年の躍進は確かな自信を築き上げた一方で、それはいつでも慢心に変わる危険性を孕むからです。より上位を狙えるチームを目指してのミシャ就任ですが、彼の戦術が浸透するのに時間を要することを考えれば、今年の目標も明確に「残留」と打ち出すべきだと思います。理想を言えば、地方クラブながらしぶとく残留し続け、今年は1桁順位でシーズンを終え、着実に力を付けているサガン鳥栖は良いモデルだと言えるでしょう。

まずは残留、とはいえ、ミシャの魅力的なサッカーに期待は膨らむばかりです。

岡田武史監督以来のビッグネームですね。

 

ディフェンスやキーパーにも足下の技術を求め、大胆なコンバートで変幻自在な攻撃を繰り出すミシャサッカーですが、元々ユーティリティ性の高い選手の多いコンサなので、早い段階でハマれば面白いなと思います。

特に注目したいのは、まず、キーパー以外のポジションは全て経験済みの宮澤です。浦和では、ボランチ遠藤航をCBに抜擢したように、同じような起用もあり得なくもない。特に昨年の宮澤は、もう何年もJ1でやってる選手のような冷静さで、ボールロストもほとんどなかったような印象です。ただ、すでにボランチの横山や菊池がセンターバックをやっていることを考えるとどうなのだろうとも思います。もともと宮澤がFWだったことを覚えてる人は何人いるでしょうか。

 

次に、無尽蔵のスタミナを誇る荒野です。荒野も本来は攻撃的なポジションの選手ですが、昨シーズンは宮澤はダブルボランチを形成することが多かったです。そして特筆すべきはその運動量。見る選手全てが荒野に見えてしまうほど、荒野で溢れている時もありました。チャンスもピンチもそこには荒野がいる。運動量が求められるミシャサッカーで不可欠な存在になることは間違いないと思います。

絶望的に通らないかすれ声さえ改善すれば次世代のリーダーは荒野に間違いありません。 

 

最後に、福森に期待です。昨年は開幕前にミシャの嘆願で浦和からのオファーがあったのにも関わらず、男気のコンサ残留。そして何の因果か、今季からはそのミシャが札幌へ。どんな起用法をするのか楽しみです。個人的には、福森は守備が若干不安なので、展開力と高精度キックの生きるボランチ起用なんかも面白いのかと思います。

 

 

 

●新戦力

まだ契約更新が確定していない選手も多数ですが、噂の段階も含めて新戦力についてまとめておきたいと思います。

 

GK

菅野孝憲(すげのたかのり)京都サンガFC(※交渉中)

代表歴もある技巧派キーパー。33歳とベテランだが、常に向上心を忘れず、自主練は当たり前。クソンユン、阿波加と若手が多いGK陣の中で精神的支柱となるか。足下の技術も確かで、キーパーからのビルドアップを求めるミシャ体制においてはスタメンもあり得る。

 

 

阿波加俊太(あわかしゅんた)水戸ホーリーホック

レンタルバックしてきた。全然チェックしてないのでわかりませんが、水戸での成長を発揮して、スタメン争いに食い込んでほしい。

 

 

MF

白井康介(しらいこうすけ)愛媛FC

愛媛のドリブラー。突破力に加えミドルも打てるシュート力に期待。層の厚い2列目で存在感を示せるか。

 

 

三好康児(みよしこうじ)川崎フロンターレ(※期限付き)

右よし、左よし、みよし。まさかこの選手が来るとは思いませんでした。フロンターレに感謝。東京五輪世代の10番を背負う男、三好!ポテンシャル十分、借りパクしたい。サイドもしくはトップ下の起用かと。チャナやヘイスらとの連携が楽しみ。相乗効果で同じく東京五輪候補の菅が覚醒してくれるのにも期待。

 

 

駒井義成(こまいよしあき浦和レッズ(※期限付き)

ミシャに見出された快速ドリブラー。ミシャの戦術を熟知しているのは相当大きい。計算できるのは早坂しかいなかった右サイドにポジション争いをもたらしてくれることを期待。

 

 

FW 宮吉拓実(みやよしたくみ)サンフレッチェ広島

おどろきの加入。歴代の日本代表でエース級の活躍をしてきたこの人も、最近は伸び悩んでいる印象。センスと技術は非凡なものがあるので、北の大地で再起して代表なんかに選ばれたらワクワクものです。駒井と同級生で、同じ京都サンガユース出身なので、その辺りの連携も期待。ケガが多いのが気になる。

 

 

以上が現段階の状況です。MFの3選手ともに身長が160㎝台でドリブラーというところに、目指すサッカーの片りんが見えるような気がします。ここにチャナティップ、兵藤を加えて、ジェイの周りを小兵たちが駆け巡る様を想像すると、可愛らしくも結構やっかいなんじゃないかと思います。

 

個人的にはDFが一枚ほしいところですが、石川がいるからまぁ大丈夫かとも思います。最悪稲本がCBというのも。

とにかくまったく読めないミシャ体制ですが、開幕まであれこれ予想して楽しみたいと思います。

とりあえず、今週末のキックオフイベントで新情報収集してきます。

 

以上、初投稿でした。

今後ともよろしくお願いします。