おとこのすなるにき

コンサドーレ好きな男の日常

僕の私の、日本酒ベストイレブン

今回は趣向を変えて、

 

私が愛して止まない日本酒とのコラボ企画を開催します。

 

題して、

 

僕の私の日本酒ベストイレブン

 

都倉選手がワインでこれをやっていたので、私は日本酒で。

 

サッカー界では中田英寿氏が日本酒アンバサダーとして活躍していますが、

 

私も26歳の時に日本酒に開眼し、かれこれ8年ほど愛飲しております。

 

その間飲んだ日本酒の種類は、延べ300種類にもなるとか。

 

そんな私がリ酒ペクトする日本種をご紹介して、

 

皆さまが今後居酒屋等へ行った際の日本酒選びの一助になればと思います。

 

それでは、早速フォーメーションから。

 

 

               山の井

 

       澤屋まつもと       醸し人九平次

 

             鍋島   而今

               

               奈良萬

 

     二世古     写楽   天明      天青

 

                屋守

 

 

 

 

 

決まりました。

 

では、詳細です。

 

 

ワントップは、山の井:黒・ブレンド会津酒造/福島)

可愛らしいパッケージが特徴的で、酒ごとにラベルの色を変えて個性的な味わいの日本酒を次々と世に放つ。中でもこの黒は、純米大吟醸純米吟醸純米酒を独自にブレンドした変わり種。一たび口にすれば、その複雑な味わいに驚く。力強さの中に感じる繊細さは、日本酒界のルカク

 

 

 

左ウイングは、澤屋まつもと:守破離純米大吟醸山田錦(松本酒造/京都)

後述する萬乗酒造にて研鑽を積んだ跡取り杜氏が世に放った渾心の日本酒。「守破離」は伝統を重んじ、継承し、ついには伝統を超えて新たなものを創出するの意味。その名にふさわしく、山田錦の深みと、フレッシュさを感じられる一杯。才能と研鑽の妙はアザール

 

 

 

右ウイングには、醸し人九平次純米大吟醸雄町(萬乗醸造/愛知)

ともかく一度口にしてほしいお酒。絶妙に雄町の風味を引き出し、フルーティーとも辛口とも言い難い深みのある味わいに、ついつい盃が進むこと必至。まずは味わってほしい。確かな技術に裏打ちされたトリッキーなプレーは、日本酒界のネイマール

 

 

 

センターハーフ鍋島:純米吟醸五百万石(富久千代酒造/佐賀)

私が26歳の時、すすきののとある日本酒バーで飲み日本酒へ開眼した酒。香り、味わい、料理との相性等々、全てを高次元にこなす、王様。日本酒にまったく興味がなかった人間すら引き込む力は、日本酒界のメッシ。ちなみに、鍋島、而今奈良萬は私の中のビッグスリー

 

 

 

センターハーフ而今:雄町火入れ(木屋酒造/三重)

鍋島と同等のクオリティーを持つ酒を探している最中に出会ったお酒。雄町の日本酒を飲むきっかけになった酒でもあり、この火入れはほどよく荒がとんでフレッシュでありながら後味はスッキリ。何杯でも飲めてしまう。何度も盃を上下動してしまう様は、さしずめモドリッチ

 

 

 

ボランチは、奈良萬:純米生貯蔵(夢心酒造/福島)

ここ数年で完全無比な日本酒へと変貌を遂げた。特に生貯蔵という基礎能力の高さが試されるこの一杯は絶品で、メニューにあれば必ず注文してしまいます。フルーティな日本酒から入った人も、これを飲んで日本酒の奥深さを感じるのではないでしょうか。入門者も玄人もうなるイニエスタ

 

 

 

サイドバックは、二世古特別純米彗星(二世古酒造/北海道)

本州の日本酒から比べると、やや後塵を拝している印象の北海道の日本酒ですが、各蔵が世代交代と共にここ数年かなり力が付いてきている気がします。その筆頭が二世古酒造。北海道産の酒造好適米である彗星を使用し、北海道独自の日本酒を打ち出しています。味わいも本州のそれに引けを取らないおいしさで、これからのさらなる成長が楽しみです。思い切りの良いチャレンジのパバール

 

 

 

センターバック写楽純米吟醸播州愛山(宮泉酒造/福島) 

日本酒好きならば、写楽が候補に上がらない人はいないのではないでしょうか。走攻守完璧なバランス、どんな酒造好適米も使いこなす技術、生酒から火入れまでシチュエーションを問わない対応力、非の打ち所がないです。選んだのは昨年飲んで衝撃的に美味しかった一杯。他を寄せ付けない存在感は、セルヒオラモス

 

 

 

センターバック天明純米吟醸中取り零号(曙酒造/福島)

こちらは蔵元と直に会っているということもあって、その情熱と日々進化する質の高さに、飲まずにはいられない酒です。我が淳吟店長の親友ということもあって、種類飲み過ぎて把握し切れていませんが、全部上手いです。冷もよし、燗もよし、安定感があります。蔵元がすごく太っているので、雰囲気で最終ラインです。力強さとストイックさは、マグワイア選手。

 

 

 

サイドバック天青:千峰天青・純米吟醸山田錦(熊澤酒造/神奈川)

神奈川の爽やかなお酒です。ここは日本酒のクオリティーもさることながら、クラフトビールの雄としても知られる湘南ビールの醸造も行っています。日本酒のシーズンオフ(新酒の季節は夏のうちに寝かせた後の10月ころです。)もその技術をいかんなく発揮しているマルチプレーヤーです。そのポリバレントぶりは、日本酒界のラーム

 

 

 

ゴールキーパー屋守:純米吟醸雄町直汲み(村山酒造/東京)

これはもう、名前でキーパー確定です。だからといってネタ酒ではありません。本当に上手いです。個人的に近所の酒屋さんで定期的に扱っているので、馴染みの深いお酒です。東京でもこんな美味しい日本酒作れるんだと感動したお酒。口当たりの良い甘みが口の中に広がります。都会的で洗練された味はブッフォン

 

 

以上です。

32チーム作ってワールドカップを開催できるくらいストックはあるのですが、現時点での私のベストイレブンを発表させてもらいました。同じ銘柄のお酒でも、使う米や精米歩合、火入れの有無、貯蔵期間などで、異なる味を楽しめるのが日本酒です。ここに挙げたものと全く同じものに出会るかどうかは中々難しいですが、是非出先でこれらの銘柄の日本酒を見かけたら注文してみて下さい。損はしませんよ。

 

他、スタメン候補としては、村祐・一歩己・田酒・豊盃・ロ万・蒼空・新政・残草蓬莱・上川大雪・梅の宿・雁木・雪の茅舎・一生青春・五橋・酔鯨・星自慢・アイスブレーカーなどがありました。

 

私は、福島との強靭なコネクションを持っている某日本酒店の店長の薫陶を受けておりますので、どうしても福島のお酒が多くなってしまうのはご了承下さい。

 

最近はあまり日本酒を飲めていませんが、日本酒は夏も美味しいので飲みたいですね。

まだまだ若輩者の私です。おすすめの日本酒があれば、ご教示くださいませ。

 

なお、今回、酒造好適米精米歩合純米吟醸純米大吟醸・火入れ、などなど専門的な言葉をたくさん使うこととなってしましましたが、

それらに関しましては、

 

 

 

 

ご自分で調べて下さい。

 

 

 

 

2時間もかかっちゃったからね!これ書くのに!

 

 

 

では、お酒はほどほどに。