おとこのすなるにき

コンサドーレ好きな男の日常

得てして

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さっき、ふと思ったこと。

僕は小四の時にスラムダンクを一気読みしたのがきっかけでバスケを始め、

高校までやっていたのですが、

バスケ部あるあるで、新しいバッシュを履いてきた部員には必ず、

 

「新しいバッシュは、えてして怪我しやすいから」

 

と言って踏んづけていました。

これは、スラムダンク桜木花道が始めてバッシュを買った際に、

それを見た湘北高校の部員達が花道のバッシュを踏んだ時に、

小暮君が言ったセリフとして有名なものです。

それをある種の通過儀礼的なものとしてやっていました。

それについて、あまり深く考えたことはなかったのですが、

僕はその小暮君の言葉を聞いて、

 

 

 

えてしている

 

 

というバッシュの何らかの状態、

もしくは形状、

のことだと思って部員のバッシュを踏んでいたことが思い出されて来ました。

今その小暮君のセリフを聞けば、それが

 

 

得てして

 

 

という「怪我しやすいから」にかかる修飾語として認識出来るのですが、

当時はよくわからずに、

自分も新しいバッシュを買った時などは、

「いや~、これ大分えてしてちょっと履きづらいな~」

などと思ってバッシュの性能に文句を付けたりしていました。

そんなことを思い出し、子供の頃にすり込まれた言葉というのは、

得てして勘違いしやすいなと思った次第です。

 

ちなみに、桜木花道がこの時買ったバッシュは、花道に取っては始めてのバッシュであったものの、スポーツショップの店長のお古であったため、すでにそれなりの柔軟性は確保されているはずであり、部員達からの踏みつけはさほどの効果は無かったと推測されます。

まぁ小暮君いわく、ゲン担ぎ要素も大きいとのことなので、必要な行いには違いありません。

こういうプレーに直結しないエピソードとかが、意外にバスケ少年全域が共有する隠れた名場面なのではないかと感じる次第です。

 

寒い日が続きます。

冬は得てして風邪をひきやすいので、皆様、お体ご自愛下さい。